中古戸建ては自分で欠陥をチェック
戸建ての欠陥チェックはポイントを覚えておけば素人でもできます。
住んでいるお家で行うのは少し気が引けますが、勇気を持ってチェックしましょう。
ただし、住んでいる人には礼を尽くしましょう。
屋根の雨漏れ
屋根の雨漏れは天井裏を見ればわかります。
天井裏を見るのは、最上階の天井にある点検口や押し入れの中の天井を外すことで確認できます。
ライトは持参するべきです。
屋根の下部を組まなく見ること。
シミや黒いスジ、カビなどが水が流れたように見えると要注意。
水は下に流れるので、屋根の下部をよく見ること。
他と違う状態なら、屋根からの漏水があるかもしれません。
瓦以外の屋根材は、ほぼ10年以内にメンテナンスを行わないと劣化が雨漏れとなってしまうことがあります。
屋根の断熱材に隠れることも多いので良く確認しましょう。
結露
結露は主に壁に減少として現れます。
壁紙に不自然なシミやカビのような黒ずみが現れると、裏で結露している場合があります。
生活上の汚れと間違わないようにしましょう。
特に、壁紙のジョイント部にカビがあるのは要注意です。
また、壁が不自然に凸凹しているのは、裏で結露や漏水があり壁の下地のボードがふくれたりするためです。
この裏側の外壁や上部の屋根からの漏水が原因となっていることがあります。
基礎の不同沈下
外部の基礎周りを一周してみてください。
基礎のコンクリートに不自然なヒビがあるか確認しましょう。
ヒビは経年劣化で発生する物もありますが、問題はそのヒビの幅。
もし、幅が広いヒビがあったら注意しましょう。
特に1mm以上になるようなヒビは構造上問題があることが多いのです。
できれば1階にある床下点検口を外して基礎内部も見てみることをお勧めします。
内部の基礎にヒビがないか?
目立つ水たまりがないか。
できれば、点検口から見える床の下地も確認しておきましょう。
見るべきポイントは下地の材木の色。
この材木にカビなどがないか確認しましょう。
部屋内を歩いていて、床が沈んでいたり違和感を持ってしまう床に関してはチェックが必要です。
基礎下から見える材木に異常が無ければ、多少の床鳴りなどは補修可能です。