素人でもわかる欠陥住宅

欠陥マンションが素人でも分かるようになる

欠陥マンションを見分ける方法。
長いローンを払い続けることで手に入れるマンション。
それが欠陥マンションにならないために。
自分でできる、素人でもわかる欠陥マンション情報をお伝えします。


欠陥マンションの事例を知っておきましょう

一生住む場所として購入するマンション。
あってはならない欠陥マンションを買わないためにも、過去の事例を知っておくことは自己防衛になります。
マンションは、多くの人と共同ですむ場所です。
欠陥が発覚してもすぐに引っ越したり、建替えたりすることは困難です。
欠陥マンションの過去の事例や見分けるポイントを知っておきましょう。

 

鉄筋不足マンション

スーパーゼネコンでも、、欠陥マンションを作ります。
設計上で必要な鉄筋を128本不足させて高層マンションが建てられていました。
スーパーゼネコンのS建設を含む5社共同で作られたマンションです。
結果的にはミスということで建替えになりましたが、こんなスーパーゼネコンでも欠陥マンションを作ります。
地場のゼネコンでもあり得ることなのです。
経緯はともあれ、建ててから発覚する欠陥マンションを買った人は不幸と言うほかないですね。

 

また、設計・施工がT建設が担当したマンションでも柱に本来使うべき鉄筋の使用量が不足していることが発覚したケースもありました。
手直し工事を行っていますが、こんなマンションに住んでいることが不幸ではないでしょうか。

 

建物を支える杭が地盤に到達していない

少し前の話ですが、建物の沈下を指摘され調査を行った結果、建物を支える杭が本来到達しているべき強固な地盤に達していないことで建物が傾きだしたケースです。
この現象は、じつはニュースで流れていないだけで大なり小なりこの現象を持つマンションは結構あります。
住んでいる人が気づいていないケースがほとんどです。

 

欠陥マンションのチェックポイント

実は、建物が建ってからそのマンションが欠陥を持つかどうかは、かなり調べにくいのが現状です。
多くは専門家による調査が必要ですが、本当に専門家かどうかは、その人の経験や実務をどれだけこなしたかにもより、明確な評価が難しいのが現状です。
欠陥マンションかどうか判断する専門家チームや非営利団体に相談するのがお勧めです。
ただ、素人でも出来ることがあります。
以下は一般的なチェックポイントであり、これで決定的な欠陥が分かるとは限りませんが、自分でできるポイントをご紹介します。

 

部屋の床にボールを置く

床を支える柱や梁が傾くことで、居室の床にひずみができて傾斜になります。
丸いものを置いて転がりを確認してみるといいでしょう。
ただし、完全に水平である床というものはほぼありません。
極端に転がるようなら欠陥を疑うことができます。

 

部屋の中の物の水平や垂直

扉の枠やサッシなど、水平や垂直に狂いがあるとマンションの構造物のゆがみが原因であることがあります。
もちろん取り付けの制度もありますが、極端な狂いがある場合は血管を疑いましょう。

 

壁や床のシミ・カビ

いままでなかった部分にシミやカビが発生したら、どこからか水が浸入している場合があります。
おかしいなと思ったら疑ってみましょう。

 

フローリングの違和感

一般的なマンションのフローリングは、2重床といって床コンクリートの上から空間を挟んで下地を組みフローリングを張っています。
このフローリングを歩いていて違和感を感じる場合は下地に問題が発生したと思うべきです。
特に、水が常に入り込んでいる場合は下地を腐食させたりする場合があるので、漏水などの欠陥を疑うべきです。

 

多くの欠陥は、実は新築後すぐにはわかりにくくなっています。
おかしいなと思ったら、売主などに相談することが大事です。

続きを読む≫ 2017/01/06 20:43:06

欠陥マンションを買うことで起こること

欠陥マンションを買うことで言ったどんなことがおきるのでしょうか?

 

雨漏りなどで住みにくい

住んでいる部屋の天井から雨漏り。
困るどころか、雨の日には住めませんね。
売主に修繕を申し入れてもすぐには動いてくれない。
雨に濡れないように家具にシートを掛けられる。
工事をしても、完全に雨漏りが直らない。
住むことが困難。

 

資産価値が減る

欠陥マンションを買うと、その時点で資産がマイナスです。
まだこれからローンを支払う人は、払っていくお金に見合わないものに足して返済していくということになります。
なにより、欠陥マンションなので売れません。
売れてもローンの残高まではとてもいかないでしょう。
欠陥があると言う情報は、地域の不動産屋に流れます。
少しでも欠陥があるとわかると、不動産業者も手を付けたくありません。
欠陥をあるという前提でマンションを買う人はほとんど居ないからです。

 

近所からの目

欠陥マンションであることが近所にしれると、当然噂になります。
地域で生活するには少し形見が狭くなるかも。
こういったことに気になる人にはすこしつらいかもしれません。

 

何もおきない

一般的な欠陥マンションの売主などの対応は、一様に同じです。
欠陥と指摘されていても、ろくに調べないでなにもしようとしません。
要は、とりあえず何もしたくないので、口で時間を引き延ばすと言うことです。
時間が過ぎていくだけで、なにもおきない。
これが普通の状態です。
一般市民は無力です。

続きを読む≫ 2016/10/16 07:04:16

欠陥マンションには買い取ってくれる補償がある?

せっかく買ったマンションに欠陥があった場合、そもそも買い取ってっくれるのでしょうか?

 

瑕疵担保責任

建物に欠陥が見つかった場合は、売主に対して欠陥を発見してから1年以内に請求を行うことで損害賠償が請求できます。
また、欠陥が修復不可能なほど深刻な場合では契約を解除することができます。
たとえば、新築マンションを買って入居後に雨漏りが起きた場合は瑕疵担保責任を追求することができます。
マンションの修理費用の損害賠償を求めることができるのです。
雨漏りがもとで住むことが出来ない場合には、契約を解除することもできます。

 

1年以内という縛り

瑕疵担保責任の追求は、瑕疵を知ってから1年以内に請求しなければならないと決められています。
1年を過ぎると請求は出来なくなってしまうのです。
法律の脆弱性がここにあります。
また、売主に対してのみ損害賠償請求ができるので、直接建設した建築会社を相手とすることが出来ないのです。

 

実際問題、欠陥に気づいてから1年以内に行動を起こさなくてはならないところが重要です。
よほど生活に不備をもたらす欠陥では無いかぎり1年以内に行動を起こすことは実際には大変です。
あっという間に過ぎてしまう期間ですよね。
 
欠陥に気づいてから1年以内、さらに住むことに困難な事を証明する。
それだけの事をしてはじめて欠陥マンションは買い取ってくれたり、契約を白紙に戻すことができます。
簡単に言いましたが、実際にやるのはとても不可能です。
売主もその辺を知っていて、のらりくらり。
あっという間に1年は過ぎてしまうのですから。

続きを読む≫ 2016/10/14 21:03:14

欠陥マンションはタイルで分かる

10年〜15年ほど前に新築されたマンションでタイルに欠陥があるマンションが多いようです。
一般的なタイルの劣化というおものは、タイル全体の数%と言うのが普通です。
ところがこの数値を大幅に超えてしまうことが多いケースが散見されます。
タイルの修繕は大規模修繕工事で行う物です。
築10年を過ぎたマンションが大規模修繕を行います。
このタイミングで欠陥と分かっても、保障期間は過ぎていることが多く、売主や建築会社に責任を取らすことはかなり難しい状況です。
となると、マンションの住人全員が補修の工事費を支払うことにもなりかねません。
欠陥を早期に発見することが大事です。

 

タイルが浮いている

タイルが浮いていると言うことは、コンクリートにしっかり張り付いていないと言うことです。
タイルが張り付いていないと、そのうちはがれて落下します。
落下する場所が不特定多数の人が通る場所だと、通行人がけがをした場合マンションの管理組合が責を問われます。
一般的には、定期点検と称してマンション管理士などが、年に一回ほどの割合でマンションの不具合を点検します。
これは管理会社が主体となって行うことが普通です。
でも、建物すべての点検をするには、足場などを組んで見ないとできません。
手の届かないところも含めて、目視などである程度の予測をすることでしか点検は出来ないのです。
なので大規模修繕工事で足場を組んでから、はじめて予想より大幅にタイルが浮いていることが分かり工事費がかさみ困ってしまうことも多いのです。
費用を捻出するため売主や建築会社と交渉するため、大規模修繕工事が伸びてしまうこともあります。

 

タイルの浮きの確認

これはたたいて見るのが一番です。
打鍵棒という物がネットで売られています。
これを買ってきて、タイルの打鍵検査をしましょう。
タイルが浮いていると音で分かります。
1枚2枚なら特に問題ありません。
これがあちこちに集中して数十枚浮いているところがあちこちにあると問題です。
バルコニー内の壁や手すり壁、廊下の壁などを打鍵棒で転がしてみましょう。
なんだか軽いなあという音が気になったら、売主や建築会社に相談してみましょう。

続きを読む≫ 2016/10/12 22:03:12

欠陥マンションはカビをチェックする

欠陥マンションで多いのは、防水工事の不良というケースが多いのです。
これは、すぐに分かる物から時間が経ってからわかるものと様々。
新築マンションでカビを発見したらその原因を追及しましょう。

 外壁に面した壁にカビ

水周りでも無いのに、外壁になんだかカビが発生している。
そんな時は、防水などの不具合が原因です。
入ってはいけないところから水が入っているのです。
それが壁を裏から塗らし、カビが発生していると思われます。
決して結露が原因ではありません。(業者は結露が原因と言いがちですがそうで無いことが多いのです)

 

この修繕は、まずは壁を全て取り除き、水が入っている原因を確認することからはじめます。
原因が分かればその部分の補修を行い、壁が復旧できるのです。
できれば原因となるところを直しても、他からまた水が入る場合もあるのでしばらく壁を復旧するのは待ちましょう。
雨降りのひにも水が入ってこなくなることが分かった時点で壁を復旧することがポイントです。

 

水が入る原因として、壁のヒビからの漏水、窓周りのシーリングの劣化からの漏水、タイル目地からの漏水、上階の漏水が下階ででてくるなどさまざまです。

 

 

水回りからのカビ

水回りだからといって、カビが生えることは基本的にありません。
キッチンの内部、水洗まわりの壁、洗面所の床まわりなど、カビが生えてきたら危険信号です。
給水や排水のジョイント部分からの漏水が原因であることがあります。
売主や建築会社に点検を依頼しましょう。
その際はぜひ立ち会うこと。
横で見ていれば決して嘘はいいません。
適切な処置をしてくれるはずです。

続きを読む≫ 2016/10/12 22:03:12

欠陥マンションはバルコニーで分かる

欠陥マンションはバルコニーを見ればわかります。
住みだしてから、欠陥が出やすいのはバルコニー。
気づかないうちに欠陥の兆候がでます。
保証期間でれば修繕は無償です。
何気なく眺めているバルコニーをしっかりチェックしましょう。

 

天井のヒビ

天井はコンクリート工事の施工不良が出やすい場所です。
信じられませんが、天井にヒビが入りそこから雨漏れが出るマンションがあるのです。
天井から雨漏れがあるということは、その上の床の防水やコンクリートに問題があります。
最上階の部屋で、上階がなく庇がバルコニーの天井の場合、防水工事に問題がある場合があります。
また、コンクリート自体にも問題があると思われるので、施工した会社や売主に調査を依頼すべきです。

 

コンクリートが健全な場合、ヒビは多少であれば発生することは、ままあります。
およそ0.3mm以下であれば大丈夫ですが、それ以上のヒビだと内部の鉄筋を錆びさせコンクリート自体の強度が低下してしまうので注意が必要です。
どちらにしても早急な補修が必要です。
ヒビから錆び汁が出てくるようでは、内部の鉄筋がさびているので、そうなる前に修繕が必要になります。

 

上階に部屋があり、自分の部屋のバルコニーの天井が上階の床で直接雨が当たらないときは原因を見つけるのに時間がかかります。
目視で調査できない場合があるので、原因は様々な場所を調査しながら確認を行います。
厄介な雨漏れの一つです。
複合的な原因であったり、思わぬ場所からの漏水であったりします。

 

天井がはがれてくる

マンションの天井には、コンクリートに薄くモルタル(セメントと砂などの混合物)が塗ってあります。
これがはがれる現象があります。
構造体には問題がありませんが、天井の薄皮がはがれてくる感じで、見た目がとてもみすぼらしくなります。
マンションの資産価値を下げるものなので、売主や建設会社に補修をさせましょう。
基本的には、ほとんどが施工不良からなる現象です。

 

実際にこんな現象を目の当たりにしないと信じられないかもしれませんが、本当にあった現象です。
天井がはがれる現象は、実はかなり時間がたってから発見されることが多いのです。
そのため、保証期間内で気づくことは稀です。
天井がはがれても、その上に塗ってある塗料がある程度はがれたモルタルが落ちてくるのを防ぐためです。
専用の棒でたたいてみると、浮いているような音がします。
自分で確かめてみるのも大事です。

続きを読む≫ 2016/10/11 22:15:11

億ションでも欠陥マンション

億ションでも、欠陥マンションはあります。
1億円以上もするマンションで欠陥があるなんて信じられません。
でも、当たり前に欠陥をもつマンションはあります。
住民が知っているか知らないかだけです。

 

大手マンションメーカー+大手ゼネコン=欠陥マンション

この公式が正解かはともかく、近年前評判で有名な億ションが、あえなく建替えなんてことも結構あるようです。
それも誰でも知っているマンションメーカーと大手ゼネコンが手がけたマンションです。
こんなスーパーゼネコンでも欠陥マンションを建ててしまい、建替えし迷惑料まで払ってしまうような工事をしてしまうというのはお粗末ですね。
でも大手だから騒がれたというポイントもあります。
中小だと、ここまで素早く火消しが出来たかどうか。
ここがさすが大手というところです。

 

億ションでもお粗末

例え億ションでも、最強の工事をしているかというとそうでも無いことも多いのです。
マンションはいろんな職種の人たちが入れ替わり立ち替わり工事をしていきます。
順番を間違えた、とりあえずやってみた、忘れていたけど気づいたらもう手が付けられなかった。
職人さんを管理する人がダメなら、ダメなマンションができます。
ダメな人はどんな一流の会社にも居ます。
そういう人が億ションの建築の管理を行えば、出来るマンションはダメなマンションですね。
むしろ普通のマンションと違いを出さなければならない億ションは、もうけが少ないためさらに手を抜かれることもあるそうです。
ほどほどがいいですね。

続きを読む≫ 2016/10/08 21:04:08

どんなに有名な大手ゼネコンでも欠陥マンションは建てます。

結果的には、下請けが手を抜いた、データを改ざんした、指定材料を使わなかった。
最後はこれで終わるのです。

 

欠陥は知らないうちに出来る物ではない

欠陥マンションは、ある日突然建てられるものではありません。
工事を管理しているのはゼネコン、それも誰でも知っているゼネコン。
有名なビルなども作っている一流の建築会社です。
そんな会社が工事を管理していて、本当に知らなかったのでしょうか?
それは嘘です。
知らないなんてことはありません。

 

工事の管理をするのがゼネコン

ゼネコンは工事の管理をする会社です。
建設業と言っても、要は専門業種を動かす仕事。
実際にやるのは、計画通りにそれぞれの会社が工事を行っているかの確認。
それぞれの工事が終わったあとに、その工事の仕上がりを確認。
専門業者の工事時期や場所を整理し、円滑な工事を行うように予定を組む。
これが主な仕事です。

 

ゼネコンが居なくてもマンションは建つ

ゼネコンが居なくてもマンションは建ちます。
結局、いらないのです。
仕事を取ってくる看板があるので、そこに仕事が集中します。
専門業者は、仕事が自分たちでは満足に取れないのでゼネコンに引っ付くのです。
仕事があればこんなヤクザみたいな会社とは誰もつきあいません。
ゼネコンの人が居なくてもある程度マンションなら建ちます。
専門業者が集まって連合でマンション建設。
これの方がよっぽど欠陥の無いマンションが出来るのです。

続きを読む≫ 2016/10/06 21:40:06

欠陥マンションはカビで分かる

外壁にヒビが入っているかとか、基礎が沈下しているかとか、正直素人にはその意味が分からない。
一番簡単な欠陥住宅の見分け方教えます。

 

カビがないか探しましょう。

カビとは、湿気があるところに発生するものです。
湿気が無いところには出ません。
新築マンションでは、最近は契約した時点ではマンションが完成していませんね。
契約した実物のマンションは、建築工事が終わってから実際に見れる物です。
なので、このとき欠陥を探してみましょう。
良くあることですが、実際に自分が買ったマンションをチェックする段になって、チェックの中心となりやすいのがキズや汚れ。
どれだけ多くのキズを見つけるか、本当に時間を掛けてチェックする人がいます。
まあ。新築んあのですべてが新品であるはず。
なので小さいキズも許せない気持ちは分かります。

 

でも注意したいのは、キズは実はすぐに直るのです。
同じ色を塗る、同じような模様をぬる。
張り替える、取り替える。
業者にとっては痛くもかゆくもありませえん。
すぐに直るからです。

 

カビをチェックしましょう。
水回り、外回りの壁や天井、収納の中の壁や天井。
開けることが出来る物は全て開ける。
見えるところは全て見うる。
そこにカビは無いでしょうか。
なんだかかび臭い。
湿気が充満している。
床にシミがある。
これらは漏水の兆候かもしれません。

 

専門知識がないなら聞いてみましょう。
なぜカビくさいのか。
なぜシミがあるのか。
お客様に見せる前に、こういったところをとりあえず直してしまうマンションメーカー、もいます。
それはそうです、せっかく契約したマンションを見に来てもらうのです。
もめ事になりそうなことは隠したいのが当たり前。
素人の目で?と思うことがあればしっかり追求しましょう。
できれば、調査してもらって大丈夫だという報告書をもらいましょう。
あとでなにかあったとき、必ず役立ちます。

 

欠陥マンションを見分けるには、見る目を少し変えることが大事なんです。

続きを読む≫ 2016/10/05 21:27:05

欠陥マンションはなぜ無くならないのか?

欠陥マンションは、誰でも知っている建設会社の建物でも作り出すことがあります。
これって理由は何でしょうか?

 

マンション建設は一つとして同じ物が無い

マンション建設というものは、一つとして同じ状況であることがありません。
すぐ近くのマンション同士でも、全く同じように建築することはできません。
必ずその土地その土地での特徴があり、それまでの工事の経験値が役立つかどうかは運次第です。
様々な思いもしないことがおきるのが建築工事。
それを実際工事している人や工事を管理している人たちが、プライドを持って働ける環境であるかどうかも、欠陥の無いマンションを作ることが出来るかどうかの分かれ道なのです。

 

欠陥マンションは、建てている建築会社が作り出す

建築工事は会社では行いません。
すべて現地の現場で行われます。
できる建物の質は、建築工事をしている人の資質によります。
またそれらは、属する会社の質でもあります。
欠陥の無いマンションを作ることができる環境を現場に与えているかが、できあがる建物の質にも関わるのです。
具体的に言うなら、利益優先の会社。
質はともかく契約工期に間に合うことが良しとする会社。
作り出す建物を社会的に評価されたいなどとは思っていない会社が建てたマンションは、いくら有名な建築会社が作ってもお勧めできません。

 

職人さんや下請け会社にすべてが委ねられている

工事は職人さんや下請け会社がするもの。
そう思っている建設会社が多いのです。
結局、最後はそこに責任をなすりつけるように書類なども手を加えます。
工事はあまり管理しない。
すべては下請け任せ。
責任も下請けが持つ。
だからちゃんとやって当たり前。
欠陥があるようなマンションを建てたら、それは下請けの責任にすればいい。
こう思っている建設会社の工事監督もたまにいます。
こういう人の建てたマンションには住まない方がいいですね。
職人さんや下請け会社も、ばれないところでグレードを下げたり手を抜いたりします。
結果的に深刻な欠陥につながることがあります。

続きを読む≫ 2016/10/04 20:47:04

欠陥があるマンションはすべてダメなのか?

そんなことはありません。
人間が作る物です、欠陥とは言えないものまで欠陥と呼ばれるとかわいそうです。
すぐに直せば何も問題ないものは直してもらいましょう。

 

無視できない欠陥

構造体に関わる欠陥は無視できません。
たとえば建物が傾いたり、建物の一部が沈下する。
そいう欠陥は最悪です。

 

また、以前少し話題になった大型マンションで、コンクリートにむやみに穴を開けて配線などをしたケースもダメです。
コンクリートの強度を極端に下げてしまい地震などで構造体に地震力が働いたとき、強度不足が原因で建物が崩壊するかもしれません。

 

構造体のコンクリートなどの手抜き工事や強度低下の原因となる後工事、鉄筋などの必要量の確認ミスによる強度低下など、致命的な欠陥は基本的にダメです。

 

また構造体を守る防水工事も、欠陥があると後々コンクリートを劣化させる原因になります。
要は、建物の骨の部分や建物自体を守る部分に欠陥があることは見逃してはならないポイントです。

 

直せる問題ない欠陥

たとえば、部屋内の建具の動きがわるい。
床鳴りがする。
サッシの動きが悪い。
上階からの音が響く。
こいうった不具合と呼ばれるものも欠陥と言われればそうですが、手を掛ければ直ります。
これらの修理は職人さんを手配したり在宅時間を打ち合わせしたりと、実際やる工事以上に段取りで手間が取られます。
根気よく依頼することで、修繕をやってもらえます。
また、施工の限界や調整の限界もあり、一度は職人さんに見てもらわないと、こちらも納得できません。
クレーマーとまではいかないでほしいのですが、言うべきことは言わないと自分の不利益ですよ。

 

とにかく、おかしいなと思ったら一人で悩んでいないで、業者に来てもらう。
直してもらった結果が満足出来なければ、出来れば専門家に問い合わせてみる。
そうすることで欠陥を無くしていくことが大事です。

続きを読む≫ 2016/10/03 20:43:03

安い新築マンションは欠陥があるのでしょうか?

新築マンションは、周りのマンションより値段が手頃なマンションも時たまあります。
なぜ安いか考えてみましょう。

 

建築費を安くした

現在は、マンション建設を行う土地には特に格安という物はありません。
どんな新築マンションでも同じように土地の購入金額に差は無いと言うことです。
なのでマンションの売り出し価格を下げるには、建物の建築費を抑える必要があります。
要は、最低限の工事を行うと言うこと。
当然コンクリートの量も、規定ぎりぎりまでけちります。
法的には何ら問題は無いのですが、どことなく安っぽく感じてしまうこともあります。
要は、マンションのグレードが低い物になると言うことです。
後々、欠陥が出やすいマンションではあります。

 

マンションの価格というものには相場という物があり、これを下回ると言うことはあまりありません。
どこかでお金を掛けないように作られていると考えられます。
一見安く手に入れられたと喜びがちですが、あとあとお金がかかる事態になることもあります。
良くチェックをして検討しましょう。

 

売れ残りマンションなので安い

新築マンションで、長期間売れ残ると新築マンションではなく中古マンションとして売らなければならなくなります。
あまり売り出し期間を経たマンションは、いくら人が住んでいなくても新築マンションとは呼べなくなるのです。
ローンの条件が厳しくなったりと良いことがありません。
なので売主(不動産屋さん)が値段を下げてくることがあります。
ただし、この手の情報は情報誌には載っていないことがほとんどです。

 

営業マンから直接連絡が入ります。
下げた値段を周囲に漏らさないようにという条件で安くなった値段を教えてくれます。
日頃から売主の不動産営業マンに、買いたいマンションのタイプや購入可能金額を伝えておくことで、こういったビッグ情報がゲット出来るようです。
営業マンとは、仲良くしておくことが賢明ですね。

続きを読む≫ 2016/10/02 06:37:02

欠陥マンションは売り抜ける

欠陥マンションは売れるときに売る

 

欠陥の兆候を見てみよう

欠陥マンションの兆候とは、雨漏れ・外壁のヒビ・部屋内のカビなどです。
これらがもし発生したり、他の部屋でそういった事を聞いたなら注意が必要です。
なにより外部に噂が漏れる前に早急に売るべきだと思います。
もちろん、いきなり雨漏れしたらすぐに売りなさいと言うわけではありません。
ちゃんとチェックして、欠陥マンションだと判断したら行動するべきです。

 

欠陥マンションは雨漏れがある

雨漏れがある新築マンションはありえません。
買ってすぐは無かった。
でも数ヶ月住んだら雨漏れが発生した。
この現象は怖いです。
もともと雨漏れがするようなマンションだったかもそれません。
欠陥があり、補修をしたけど長期にわたって雨漏れを改善することが出来なかったということです。
新築マンションを買って、すぐに雨漏れ。
原因を徹底的に解明してもらうと共に、そのマンションはあきらめたほうが賢明です。

 

外壁のヒビ

新築数年で、外壁の塗装にヒビが入るのは、欠陥があるからです。
外壁がタイルの場合、タイル自体が膨らんで見えることがあります。
これは、タイルがはがれているのです。
コンクリートと付着していないので浮いていて膨らんでいる現象です。
これは、タイルだけの問題なのか、タイルの裏側に水が入ってしまったりする漏水が原因である場合があります。
10年後のマンションの大規模修繕工事で、修繕積立金では工事費が払えなくなることが結構あります。
まずは原因究明。
責任の所在を明らかにする。
売主や建築したゼネコンが補修費を払う。
スムーズに行けばこの流れです。
でも、スムーズに行かないのが当たり前。

 

最終的に自分たちっで不足した修繕積立金を補填します。
その後のマンションの修繕計画ががたがたになります。
範囲の広さにもよりますが、あまりお勧めできないマンションです。

 

部屋内のカビ

部屋内にカビが生えることはありません。
これは断熱の不具合や漏水が原因です。
欠陥である可能性が高いです。

 

マンション自体が欠陥と公になる前に、本当は売ってしまった方が賢明です。
現実的な提案ではないと感じます。
でも、万が一欠陥マンションと知れ渡ると、もう売ることすらできません。
欠陥マンションでも、住まざるを得ないことになりそうです。
そうなる前に、真剣に自分がこれから買うマンションをしっかりチェックしましょう。

続きを読む≫ 2016/09/30 21:10:30

欠陥マンションを買いたくないなら中古マンション

欠陥マンションを買いたくないと思うなら、中古マンションを検討しましょう。

 

中古マンションの欠陥

現在売られている中古マンションなら、まず欠陥マンションではありません。
いまどき構造に欠陥をもつマンションはまずありません。
もしあっても、数年を経てその欠陥が指摘されたりして表に出ます。
表にでた構造の欠陥は、今時は社会問題になるほどなので、周りの不動産屋さんが知らないということはありません。
「構造に欠陥があるのですが、安いですよ」と言うほか無いので、そんなマンションは買わなければ良いのです。

 数年経って欠陥は補修される

中古マンションでは、新築当初の保障期間内で、現れた欠陥はほぼ補修されているはずです。
逆に言えば、中古マンションが市場に出る頃には、欠陥がほぼ解消されている状態だということです。
一番健全な状態が中古マンションと言えるのです。
新築から数年の中古マンションが一番健全であると言えるのです。

 

中古マンションの欠陥の有無のチェック

・天井にシミがないか
 これは、雨漏りなどがないかどうかを確認するポイントです。
 不可解な天井のシミがある物件は上階が屋上などの場合、確実に雨漏れです。
・壁にカビがある
 断熱がしっかり行われていない可能性があります。
 不思議に見える壁のシミがあるときは注意が必要です。
・外壁にヒビ
 外壁の塗装にヒビが入っていたり、タイルにヒビが入っている物件は、安くても避けた方が賢明です。

 

一生に一度のマンション購入。
しっかり見て、あとで後悔しないようにしましょう。

 

続きを読む≫ 2016/09/29 21:18:29

欠陥マンションは売主のマンション建設管理体制をチェック

マンションは売主から買うのが一般的。
ならば、建築中のマンションの管理をしっかりやらないと、どんなマンションを売っているのかわかりません。
しっかりとしたマンションを売ろうとする売主(不動産会社)は、この工事の管理体制がしっかりしています。

 

マンションの工事の管理は建築会社

マンション建築は建築会社が行います。
大手ゼネコンであれ、町の建築会社であれ、勝手に建てさせると、どうしても欠陥が出やすいのです。
一般的に、工事の管理・検査などは建設会社が行います。
行政が求める検査なども建築会社が行います。
行政の検査と言っても、書類を提出してその基準を満たしているのを確認するだけの最低限の検査です。
最終的に住む人の為に、徹底的に行う検査のイメージとは違います。
要はポイントさえ抑えておけば、なんら恐れるような検査は行わないのが一般的。
役所もそんなに真剣に検査をするわけでは無く、ただこなすだけの見せかけの検査であるということです。

 

マンションの工事を売主も管理する

マンション建設の工事の管理を、売主である不動産業者も行う場合があります。
これは当然と言えば当然です。
自分たちが売る品物を、自分たちが検査する。
むしろ、やっていないなんて考えられません。
でも、その考えられないことが多いのです。
これは、業界の体質です。
建築会社の工事に欠陥があった場合は、建築会社がすべて責任を負う。
だから当然工事はちゃんとやる。
なので売主の検査も必要ない。
こういう理論です。

 

ただ昨今、建築会社が修繕でも手を抜いたり、積極的に動かないこともあり、売主も建築工事中にしっかりとした工事管理に参加するようになったのです。
欠陥があまりにも多い場合、その対応にあまりにも経費がかかり過ぎていることが問題視されているからです。

 

欠陥マンションは売主の工事管理体制を確認する

売主が、新築マンションの建設時から積極的に工事管理を行っているかどうかを確認しましょう。
またその部署の人数なども教えてもらい、その会社が年間にどれだけのマンション棟数を建てているかを聞いて適切な人数であるかをチェックすることも大事です。
大手ゼネコンなので安心ですなどと言われたら、その売主からは買わない方が賢明です。

続きを読む≫ 2016/09/28 21:56:28

欠陥マンションは現場所長でわかる

欠陥マンションでないかどうか、これって素人が見分けるのは難しい。
マンションを作った建築会社の現場所長に注目すれば分かることがあります。

 

現場所長とは

マンション建築を行う建築会社の工事担当を現場所長(現場監督とも言う)といいます。
すべての工事を管理する人のことです。
この人がしっかり工事をコントロールしていれば、欠陥の少ないマンションが作れます。
マンションの欠陥とは、構造はもちろん様々な建物のすべての工事の管理がいい加減な場合に発生します。
すべての工事をコントロールするのが現場所長の仕事。
まさに、マンション建築は現場所長の作品と言っても良いくらいです。
その作品を、プライドをもってしっかり管理し優良な建物を作るのが現場所長の仕事です。
これは、どんな大きな会社でもどんな小さな会社でも関係ありません。
信念をもって建築工事を行って居る現場所長が良い現場所長なのです。

 

現場所長で欠陥マンションを判断する方法

もし気に入ったマンションがあり買う気になったら、売主の不動産会社の営業に、その現場所長が建てた過去のマンションを教えてもらいましょう。
しっかりした現場所長なら、継続してその建築会社にマンション建設を依頼しているはずなので、すぐに教えてくれるはずです。
そのマンションを見に行きましょう。
出来れば済んでいる人に住み心地を聞いてみるとさらに良いでしょう。
そのマンションが良いマンションと住民が言うなら、その人が建てたマンションは、かなりお勧めのマンションです。
そうでは無い場合、検討を要します。
また、建てて数年を経たマンションの外観を見てみましょう。
壁にヒビが入っていたりする場合は、検討を要します。

 

その売主の不動産屋さんでのマンション建築の実績が無い場合も検討を要します。
有名な建築会社だと言われても、なんら信用はありません。
一生の買い物なので、しっかりリサーチしましょう。

続きを読む≫ 2016/09/28 21:38:28

欠陥マンションはその売主の不動産屋や建築会社で分かる?

分かりません。

 

売主や建築会社では欠陥マンションは判断できない

売った会社や建てた会社で、欠陥の有る無しが分かればこれほどわかりやすいものはありません。
でも、その会社のすべてのマンションが、同じように建てた訳ではありません。
また、そもそも欠陥マンションしか作れないなら、社会的に抹殺されます。
通常は、欠陥の無いマンションを作ろうとしていません。
イレギュラーなことが起こって、はじめて欠陥が生まれる土壌ができあがるのです。

 

欠陥マンションが生まれる土壌
まずは、無理な工期。
そして足りない予算。
未熟な工事。

 

これにつきます。
でも、多くの現場を束ねる建築業の人達は、しっかり頑張っています。
ところが、もともとが無理な工事期間しかもらえていなかった。
予算組みが適当で、予期せぬ工事に思いの外お金がかかった。
未熟な技量しか持たない職人を使わざるを得なかった。
そもそも、未熟な現場監督が工事を担当した。

 

欠陥が生まれる

欠陥マンションが生まれる理由とは、一言で言えません。
でも結果として、要求されている品質が得られなかった結果です。
人、金、時間。
一般的に足りないと言われるものが複合的に絡み合って、結果として欠陥マンションができあがります。
実は、工事をしている人もこれは分かっている場合があります。
工事をやりながら、イレギュラーな現象などを見たとき「ヤバイな」と思うことがあるようです。
でも、それを大きな声をあげて騒いだりしません。
やはりみんな身内意識で、疑いがあることでも見なかったふりをします。
こういう体質が、欠陥をそのままにして工事を終わらせてしまうことにもつながるのです。

続きを読む≫ 2016/09/25 19:27:25

もし買ったマンションが欠陥マンションだったら、どこかに相談できる?

欠陥マンションではないかという疑いを持ってしまった。
だれかに、これが欠陥マンションかそうでないか判断してほし0い。
そういうときに相談できるところはあるのでしょうか?

 

マンションの欠陥の相談先

相談先はあります。
非営利企業や設計事務所など、こういった問題に取り組んでいる会社はおおくあります。
実績などは、実際にその会社のホームページなどを確認するしかありません。
ただどこも、いきなり会社を興したわけではありません。
建築業界のどこかで修行して、こういった会社を運営している人がほとんどです。
なにが言いたいかというと、極端に欠陥をとことん明らかにしてくれることは期待出来ないということです。
何らかのしがらみをだれでも持って居ます。

 

また、欠陥などというものは断定することに勇気が必要です。
その建物の設計や管理をしていない限り、よほどのことでも無い限りはっきり欠陥だと明言しません。
どの部分に疑いがあるので、そこを調査し報告書を提出しなさいと、逆に自分たちが調査することを避ける傾向があります。
要は責任を持ちたくないのです。
玉虫色になりやすい調査になりやすいのです。

 

本当に住んでいる人のことを考えて行動してくれる設計事務所をまずは探すことからはじめましょう。
本来であれば、この場で○○設計事務所はお勧めといいたのですが、そいう良いところで評判のいい人は結構会社を変わってしまう傾向にあります。
設計事務所単位で紹介できないのがつらいところです。

続きを読む≫ 2016/09/24 21:02:24

欠陥の無いマンションはありません。

劣化が欠陥に見える

マンションとは建築が終わったときから修繕が始まるとも言われます。
30年ほどのローンを組んで住みだしても、そのまま何も無い30年を迎えることはできます。
でも、いくらコンクリートといえども、劣化は進みます。
劣化が欠陥に見えることがあります。
でも違います。劣化が欠陥を引き起こすのです。
劣化がもともと隠れていた欠陥を発現されることもあります。
どちらにしても、早急な修繕は必要です。

 欠陥が無いマンションはない

マンションに一つも欠陥が無いことはほとんどありません。
欠陥は、見つかってはじめて欠陥と認識されます。
逆に言えば、見つからない限り欠陥とは認識されないと言うことです。
築後10年目あたりで、マンションの大規模修繕工事が行われます。
ここで、大きな欠陥が発見されることがあります。
いままで何の問題も無いと思っていた自分のマンション。
それが欠陥だらけと指摘されるのです。

 

欠陥は早急に、徹底的に直すべき

予想していない欠陥が発見されたとき、人は絶望と怒りに包まれます。
自分のマンションだけはそんなことは無いと思っていた。
当然です。
でも、欠陥は早急に修繕すべきです。
欠陥をそのまま放置していると、さらなる欠陥を呼ぶ場合があります。
お金がかかっても、徹底的に直しましょう。

 

資産価値という考え方

マンションは、今や転売して儲けるものでは無くなりました。
言葉を変えれば、買ったマンションは終の棲家として、ずっとつきあっていく必要があると言うことです。
大切なマンションにもし欠陥があると分かったら、必ず直しましょう。
住んでいると、外側はあまり気にならない物です。
でも、外側が一番大事なのです。
資産価値を高めるというより維持するために、直せるものは直しておくべきですね。

続きを読む≫ 2016/09/23 22:19:23

欠陥マンションは見に行く前にわかる

欠陥マンションというものは、実は現地に行く前に分かることがあります。

 

地歴を見る

マンションを建てる前は、どんな土地の利用をしていたのか?
マンション販売のチラシを見てその土地が建てる前にどんな利用をしていたかを調べることで欠陥があるかどうか予想できます。
実際にネットで見れば以前の状態が分かります。
何らかの薬品工場であったり、産業廃棄物の中間処理場や最終処分場だっり、極端なことはあまり無いとは思いますが、現地を見に行く前に調べた方が賢明です。

 

そういった土地は、建てる間に土地を浄化したり、普段より多く既存の土壌を入れ替えたりと、目に見えない工事費がかかります。
相場より極端に販売価格を高く出来ない以上、工事日を抑えたりします。
結果的に、十分な予算を持たない工事でマンション建設を行うのです。
欠陥マンションに
なるかどうかはわかりませんが、確率は高くなりますね。
一生の買い物です、危険を冒すことは避けるべきです。

 

住んでからのアフターサービス部を売主が持っているか

住みだしてから欠陥がでるマンションの補修は基本的に売主が行います。
やたらと欠陥が多く、補修費が多くかかるようなマンションを売ることは、その売主にとってとても痛手です。
また、売るだけでその後の責任を持たない販売のみ行う不動産業者もいます。

 

要は、なにかおきたときに売った会社が責任をもって修繕する体制をもっているかというところです。
ちゃんとあとあとの修繕までできる不動産会社は、マンション建築が終わってもしっかり検査を行い、欠陥を建設した建築会社に修繕させます。
当然、建設会社もこういったマンションには特に丁寧に建設してくれるので、安心感が違います。

 

ポイントは地歴を確認すること。
売主の不動産会社が、入居のあとも責任をもって修繕をしてくれる会社であるかどうかというところです。

続きを読む≫ 2016/09/21 21:14:21

欠陥マンションは第三者に調査を依頼しよう

マンションに欠陥があることが分かった場合、宅地建物取引業法により引渡しから2年以内の物件では「瑕疵は売主負担において修繕しなければならない」と定められています。
完成した時に既にあった欠陥で引渡しから2年以内であれば、内装工事や建具工事などの不具合などは、売主の負担で修繕してもらえます。
引渡しから2年が過ぎている場合、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」により、住宅の構造上の主要な部分または雨もりの部分について、10年以内であれば売主の負担で修繕すると法律で定められています。
※2000年4月1日以降に契約した物件に適用。
基礎や壁や床や屋根のコンクリート、雨漏りまでを補修範囲としています。
この期限を過ぎないうちに、民事裁判で売主に補修を要求するようにしましょう。
期限を過ぎてしまうと、補修を要求することが難しくなります。
欠陥に気づいたらすぐに対応しましょう。
素人が欠陥を発見するのは、実際はかなり困難です。
第三者機関(売主とも、買主とも利害関係を持たない組織)が、こういったマンションの欠陥を調査してくれます。
もちろん有料です。
そのため、まずは自分でできるチェックポイントをお教えします。

 

欠陥マンションの調査項目

プロが見るのは以下のポイント。
・基礎の沈下や基礎のひび割れや基礎の欠損
・床の傾斜や床のたわみや床鳴りまたはきしみ
・外壁の傾斜や外壁のひび割れ、コンクリートの欠損、外壁仕上げ材のハガレや浮き
・屋根材の変形、防水材料のハガレやズレや浮き
・雨漏りや漏水、給水管や配水管からの漏水、排水の不良
・結露や建具の開閉不良

 

まずは、自分のマンションでこれらをチェックしてください。
とくに構造に関わる基礎や外壁に関しては、多くの部分をサンプルとして調べてください。
これらのことを調べることで、欠陥が発見できるかもしれません。
そして、欠陥が素人レベルでも分かったり、納得できない結果であれば、第三者機関を呼んでプロの目で見てもらいましょう。
まずは自分の目で確認することです。

続きを読む≫ 2016/09/20 21:34:20

欠陥マンションといっても症状に様々なものがある

ここでは、素人でも簡単にチェックできるポイントを教えます。
でも、マンションの欠陥というものは、実は素人でははっきり判断することができません。
程度の差で欠陥と言えないもの、現象として欠陥が原因ではないものもあります。
あくまで、欠陥マンションにありがちなポイントをお教えします。
あなたが、それを欠陥マンションと捉えるかは自己責任でお願いします。
また、気に入ったマンションに同じ症状がある場合、できれば専門家の判断をもらって最終判断としてください。
よく調べないと分からないことが多く、素人だけで判断するのは限界があります。

 

変形した形のマンション

マンションの敷地の形により、より多く曲がったりしているマンションや形が複雑なマンションは、じつは欠陥が多いとされています。
これは施工費の問題もあります。
同じ工事量として広さなどで工事は算出されます。
形が複雑なマンションは、手間がかかり普通の四角いマンションより工事費がかかり、足りないお金はそのまま未熟な工事しかできない安い工事費の会社しか工事を請け負えないことが多いからです。
変形した、複雑な形をしたマンションは、それだけで工事が難しくなり普通に工事を行っても欠陥が出やすいことも欠陥マンションが生まれる原因です。

 

突貫工事で建てられたマンション

実際、マンションを買うときと言うと、今は実際買うお部屋を見てから買うことはありませんね。
できる前に契約します。
ちゃんと作るマンションとは、竣工してから1ヶ月から2ヶ月は検査や手直し期間を設けるのが普通です。
マンションができあがってから、買ったお客様に見てもらって手直しを行う期間。
気に入らない設備を取り替えたりする期間。
これらが設定されていない、または極端に短いマンションは要注意です。
建てるだけ建てて、あとは住んでから何とかしようという計画性のないマンションです。

 

バルコニーや廊下の壁にクラック(ヒビ)が多く入っている

ヒビ自体はそれほど問題ではありません。
ヒビの幅が問題です。
髪の毛ほどの幅なら、コンクリートなら良くあること。
でも、それ以上の幅があったり、そこから錆汁が流れていたりする場合は要注意。
欠陥を疑って見るポイントです。

 

バルコニーや廊下の側溝に水たまり

バルコニーや廊下の側溝に水が流れるくぼみが壁際にあると思います。
全体的な水たまりではなく、水が流れ込む場所に注目してください。
下の階に雨樋に流している部分に水がたまっていたら要注意。
本来、流れる部分(ドレインと言います)は水を流すためにまわりより少し低くしています。
それが機能していない場合、建物が傾いている可能性があります。
一見素人ではわかりにくいので、これを発見したときは詳しい人に相談しましょう。

 

実際に欠陥と呼ばれるものは、様々な要因を含み複雑です。
今欠陥とは分からなくても、明日その症状が出るかもしれません。
プロでもそういった症状が出ないと、欠陥を見つけることは困難なのです。
欠陥かなと思ったら、営業マンではなく、第三者的なプロにまず相談しましょう。

続きを読む≫ 2016/09/19 18:23:19

コンクリートのヒビは欠陥マンション?

すべてのヒビ(クラックといいます)は、欠陥の証拠だという人がいます。
でもそれは真実ではありません。
コンクリートはセメントと砂と砂利で出来ています。
中に鉄筋が入っていて、コンクリートで包まれています。
コンクリートは鉄筋を包み込むことで強度が上がります。
いろんな複合的な条件を伴うことで,コンクリートにクラックが入ります。

 

クラックが入ると欠陥?

コンクリートにクラックが入るとコンクリートの強度が下がってしまう。
なのでコンクリートにクラックが入るような施工がされた,マンションは欠陥がある。
これはもっとな意見としてととらえた場合、確かに欠陥があるかもしれないという判断の一つになります。
でも、コンクリートで作られた建物で、一つもクラックがない建物はたぶん無いとおもいます。
それは工事をしているときに入ったクラックかもしれないし、住みだしてから出たクラックであるかもしれないからです。
日本では、体に感じる地震とは別に、体に感じない地震もかなり頻発しています。
よくいうことに、知らないあいだにも建物は常に振動しているのです。
どんなに強固に建てられたマンションでも、また強固に建てられたマンションだからこそ、少しの揺れに(本当に体に感じない揺れ)でも建物は動きます。
動くと言うことは、なんらかの力がマンションのコンクリートに作用します。
お部屋うちの壁にだって振動が伝わります。

 

揺れが続くことで、固い物は変形を抑えるために、クラックをつくることで応力を逃がします。
これがクラックの原因です。
固いlコンクリートが、動きに追随するには、クラックを作って力を逃がすことで対応するのです。

 

クラックは何かのサイン

クラックの幅により、今後建物の構造に関わる物か、そうではないかは専門家でしかわかりません。
また専門家も、修繕をした方がいいね、ぐらいの判断しか出来ません。
また明確な補修方法も、メーカーが指定する補修方法に準ずる程度です。
クラックも、その幅はもちろん深さや内部の鉄筋の錆が出ているかどうかなど、その状況を詳しく確認しないと、なにが悪いかはわかりません。
また、結果だけの現象しか確認できないので、果たして欠陥マンションであるかどうかは、全体を見てその影響範囲の多さや大きさで客観的に判断するしかありません。
実をいえば、建ててしまえばそれが果たして欠陥なのかどうかは、だれが欠陥と認めるかどうかにかかっています。
認めないかぎり欠陥ではありません。
単なる不具合だったりすると判断されることがあります。

 

欠陥住宅は判断が難しいのも特徴なんです。

続きを読む≫ 2016/09/18 20:48:18

欠陥マンションは、買ったところで買い取ってくれるのか?

最近の大きな欠陥マンションのニュース
建物の杭が、強固な地盤に届いていなくて建物が沈下した。
ニュースでも連日のように取り上げられ、最後は建替えで解決したのでしょうか。
なぜか、その後のニュースが全く報じられていません。
このマンションは明らかに欠陥と、売主が認めました。
実際は下請けのデータ偽装と、手抜き工事ということで、下請けが責任をとる予想された結果でおわりました。

 

破格の保障

大事なのは、この欠陥マンションに住んでいた人達に提示された選択肢がかなり破格だったのではないかということ。
メーカーの名前も出販売するマンションメーカーも批判にさらされてしまい、なるべく早期の解決をと言うことで
建替えしてもらってさらにお詫び金。
確かなことはわかりませんが、とりあえず断ることも出来ないぐらいにお金を積んで解決したようにみえます。

 

欠陥マンションは買い取ってくれるの?

今回ニュースで、買い取ってもらうことも選択肢に入っていたように思います。
このマンションは、かなり早期に意見がとりまとめられて良かったケースですね。

 

欠陥があるから買い取ってもらう。

これは一見当たり前のように感じます。
でも、おいそれと引っ越し出来ない人は、建替えを希望したり修繕を希望したりします。
人が多いほど意見が分かれます。
これは売主が親切心でいろんなメニューを提示しているように見えますが実は逆です。

 

マンションメーカーは住民すべての意見が一つになるとは考えていないのでこういった提案をするのです。
いろんな人の意見が分かれる。
最終的に決められない。
とりあえず修繕をしてもらう。
ちょっとサービスしてもらう。
なんだか得した気分になる。
なんとなく終わった気になる。
保証期間が過ぎる。
マンションメーカーの思うがままに動かされると言うことです。

続きを読む≫ 2016/09/17 21:49:17

欠陥マンションは、業界の構造上の問題です

そうは言っても、これからマンションを買いたいと思っている人の夢を壊すつもりはありません。
要は、欠陥を持っていないマンション、少しの欠陥なら修繕で直しているマンション。
そういうマンションを買えば良いのです。

 

大規模修繕が無事終わったマンションは買いです

欠陥がないマンションとは、実は修繕が無事終わったマンションです。
10年ぐらいのスパンで、行われる大規模修繕工事が無事終わったマンションが狙い目です。
工事内容や工事期間、どんな修繕をしたか、追加でどんなところを直したか。
ここを確認することで、欠陥があったのか、軽微な欠陥は直したのかなどが分かります。
工事期間が当初設定していた期間で終わっているかを確認すれば、想定範囲内での修繕工事が行われたという事です。
工事期間が、なぜか大幅に伸びた場合は、何が原因で工事が伸びたのか、しっかりチェックした方が賢明です。
天候が悪くて物理出来に工事を行う期間が減ったために工事が遅れると言うことはあります。
でも工事が遅れた原因が、想定していなかった補修工事を行うためだったりする場合は注意が必要です。
欠陥が潜在的にあるということです。
追加で増えた工事はなにか?
何が問題で工事が遅れたのか、ここに注目する必要があります。
不可解なものは欠陥と見なして買うのは止めましょう。

 新築マンションは買わない方がいい?

そう言っている本が出ているぐらいなので、何も知らない素人の人には、上記のように大規模修繕が問題なく終わった中古マンションをお勧めします。
小さな欠陥は、補修工事で直してある。
大規模修繕工事をしっかりやっているマンションは、管理もいいと判断できます。
住民の資産維持に対する意識が高いという事なのです。
確かに、中古マンションはお部屋を選ぶ選択肢が少ないと感じます。
でも、もし万が一欠陥マンションを買ってしまったらと考えると、より安全なマンションを買うほうがいいに決まっています。
狙い目は第一回目の大規模修繕工事が終わったマンションなのです。

続きを読む≫ 2016/09/15 21:02:15

欠陥マンションはなぜなくならないか?

ニュースで欠陥マンションの報道を見るたびに?と思うこと。
@大きな会社(マンションメーカーや大手ゼネコン)は、欠陥工事をしているとは知らなかった。
A下請けの会社のずさんな工事がクローズアップ。
B下請けが無茶な工期に間に合わせるために、データをねつ造したり手順をはしょったりした。

 

結構この図式が当てはまるケースが多くないでしょうか?
これは建築業界の体質から来る現象です。
下請けにすべて任せる図式です。

 

欠陥マンションを建てた会社に被害はほとんどない

大手と呼ばれる会社は、すべてミスや手抜きを自分たちの責任にならないように腐心します。
様々な書類で、工事に関しては手抜きをしないよう、ミスは是正するよう指導したかのような書類を整備しています。
なにかが起きたとき、責任が会社に及ばないようにするためです。
社会的な責任を取らないように常に気を付けています。

 

欠陥マンションの修繕

欠陥マンションの修繕は、基本的に工事を行った工事会社が行います。
工事会社というのは、大抵は零細企業です。
電気屋さんや左官屋さんや防水やさんなどと呼ばれる工事会社です。
工事の欠陥はすべて無償で修繕するように契約をかわしているのがほとんどです。
なので建ててしまえば、何がおきても大きな会社(大手ゼネコンなど)には被害は及びません。
これが欠陥マンションを生む最大の理由ではないでしょうか?
大きな会社には、被害が実際には発生しないということです。

 

とりあえず間に合わせばいい。
あとは下請けにやらせておけば良い。
それで下請けがつぶれても知らない。
もしかしたらこんな気持ちでやっているとしたら、悲しい限りです。

 

ちゃんとした人もいます

でも、そうではないしっかりした工事業者もいます。
いくら無理な工事期間にされても、24時間体制で工事をやって、2ヶ月ほとんど家に帰らなかった工事監督もいます。
その人はこう言いました。
「手抜きしたマンションを35年もローンを払わせながら住ますような仕事はできない。誰にでも自慢できるマンションを作りたいからこの仕事をやっているんだ」
こんな現場監督もちゃんといます。

続きを読む≫ 2016/09/14 20:21:14

決算時期に合わせて入居時期を決めるな!

決算時期とは一般的に3月です。
多くのマンションメーカーも同じです。
この時期に入居可能なマンションって結構目にしませんか?

 

3月入居可能な新築マンション

よく新築マンションを検索していると、3月入居可能!
と派手に宣伝しているマンションが多いことに気づきませんか?
進学・進級の時期に合わせて入居できます。
新年度を新しいマンションではじめましょう。
そんな、一見うっとりするようなキャッチコピーが心をひきます。
でも、そもそも3月に入居することが、マンションを買う人に実質的な利益をもたらしてはくれません。
何となく、雰囲気に乗せられて、3月までに入居しなければ損だ!
そんな気持ちにさせられたら、あなたは営業マンの思惑通りになっています。

 

3月は、マンションメーカーの決算

マンションメーカーが、この決算に間に合うように買ってもらい売り上げ目標を達成するのが、3月入居可能マンションの理由です。
いろんな理由で気持ちをその気にさせられますが、これはマンションメーカーの都合の話。
なので、3月にこだわる必要は一切ありません。
騙されてはいけません。

 

3月入居可能なマンションは欠陥マンション?

そこまでとは言いませんが、可能性が高いのは事実。
3月に入居できるようマンションメーカーの決算に無理矢理間に合わせたマンションはお勧めしません。
決算時期の売り上げ死守!
マンション用の土地を仕入れたら、3月までに建てられるように予定を組みます。
実はこの時期に完成するように予定を組む新築マンションは多いのです。

 

この時期に合わせて多くのマンションメーカーが予定を組みます。
ちょっと無理かなあと思っても、3月に間に合わせてもらうように建設会社に依頼します。
どこも同じ時期である3月竣工のマンション建設が、一年のうち一定期間集中します。
ここで発生するのが

 

@無理な工期での突貫工事

 販売までの時期を逆算しただけの工事期間なので品質を無視した工期ありきの建設工事になることが多い。

A作業員不足

 工事集中で、十分な作業員の確保ができない、さらに熟練工がいないので初歩的なミスが多い工事になりがち。

 

こういったことで欠陥マンションが生まれる土壌が出来るのです。
3月に入居可能なマンションすべてが欠陥マンションではありません。
でも、結果的に欠陥マンションだったマンションは、この時期に入居を迎えたマンションに多いこともであることも事実です。

続きを読む≫ 2016/09/14 19:44:14

欠陥マンションで損すること。

欠陥マンションは買いたくない。
でももし万が一買ってしまったら、どんな不利益があるのでしょうか?

 

建替えを選択する

マンションの欠陥が構造などの建物の命となる部分にある場合。
これはもう立て替えです。
実際、ニュースなどでも報道されている欠陥マンション以外にも建替えになるマンションは結構あります。
大手と呼ばれるマンション、老舗と呼ばれるゼネコン。
これらが作ったマンションでも、建替えになるケースは報道されていなくてもあるのが事実。
ひどいのになると、欠陥が決定的になってしまうタイミングから、ネットでも極端に情報が流れないことがあります。
情報操作をしているのではと疑うような現象になることがあります。
報道に圧力を掛けるのでしょうか?
大手だから、広告宣伝費も多い。
広告がらみの業者は軒並み及び腰になるのもうなずけます。

 

実際に、売主や建設会社が建替えを勧めても、住民の合意がないとできません。
実はこれが一番問題なのです。
人がいればそれぞれ意見があります。
建替えしたい人、修繕で直せという人。
これらの人達が、建替えに気持ちをシフトできないといつまで経ってもなにも始まらないということになるのです。

 

マンションが建替えになる苦労

これは実際に直面しないと苦労が分かりません。

 

契約したマンションを建て替える場合、考えられる不利益

マンションを購入する前に住んでいる家を引っ越しのタイミングで売却しているかもしれません。
建替えするなら、解体前から建替え終了までその間住むところがない場合があります。
戻れないんです。

 

引っ越しの時期に合わせて子どもの学校を決めている。
マンションから通学するつもりが、学区外から通学することになる。
子どもにとっても不幸です。

 

マンションの建て替えに伴う保証が、実際に見合っているか分からない場合がります。
おいそれと、了承できません。

 

ローンもやり替え、住むところも探し直し。
損害賠償でも、見合わないほどの精神的苦痛は計り知れないでしょう。

 

大手なら、もしかしたら、賠償金も出してくれて買うつもりだったマンションも買い取ってくれるかもしれません。
当然納得いかない人もいるでしょうが。
でも、そうではない中堅以下の売主から買った場合、納得できる結果に落ちつくかどうかわかりません。
ずるずると引き延ばし、最後は修繕工事で直すというところで落ち着くのが一般的です。

 

住んでいるマンションに欠陥が見つかり建替え

住んでいるマンションに欠陥が見つかり建替え。
非常にレアなケースですが、生活すべてが変わります。
引っ越し先探しから、学校の転校。
たとえばローンはどうなるのか?
費用はどれだけ出してくれるのか?
十分な保証がなされるとは限りません。

 

建替えにならなくても

修繕工事が始まります。
建物の周りに足場が建てられ、終日窓の外や共有部に作業員が居る状態です。
騒音、ほこり、臭いが出ます。
これが工事が終わるまで続くのです。
実際、本当に修繕が終わったかどうかなんて、また数年経たないとわかりません。

 

このような例の他、さまざまなストレスが発生します。
欠陥マンションはできれば買いたくないですね。

 

 

 

続きを読む≫ 2016/09/12 15:23:12

欠陥マンションは遮音が悪い?

欠陥マンションとクレームがくる事例として音があります。
上階や下階のドアの開け閉めの音や襖の閉める音。
タンスの引き出しを閉める音や小さい子どもの足音など。
これらの音が気になって仕方が無い。

 

こんなに音がするなんておかしい。
これは絶対欠陥マンションに違いない。
すぐ調べて改善して欲しい。
クレームとまではいかないけど「なんだかおかしいなあ」と思って住んでいる人も多いはずです。

 

実際のマンションの遮音

たとえば遮音を大きくアピールして、遮音仕様の床材などをふんだんに使用したマンションがあります。
もちろん遮音性能も数字で表しています。
いわゆる、マンションの遮音性としては良い方の数値がでる工法を採用しているのでこれは音が響かないんだなあと思っていました。
こういうマンションの内装工事をしたことがあります。
遮音マンションだと知っていたのですが、お昼にお部屋のなかで休憩していると、上の階の人が歩いている音が聞こえるのです。
その後、ドアを閉める音も聞こえました。
「これって遮音性能の高いマンションだったよなあ」とは思いましたが、
逆に「この程度で遮音と言われるようなマンションに住んでいる人は大変だなあ」と感心したことがありました。
かなり高級なマンションでその程度ですよ。

 

実際にマンションでの音に対するクレームは多いようです。
実際は床の材料を、目的とする遮音値を発揮するもので施工するだけというのが一般的ではないでしょうか。
間違いない施工しているので、当然遮音になっているでしょう。
材料も間違っていないし、工法も正しくやっている。
欠陥と呼ばれるのは心外だ。

 

音に関する個人の差

確かに音に関する反応の仕方は個人で違うと思います。
実際は、マンションで他の部屋に音が全く漏れないようにするなんて不可能です。
コンクリートって結構音を伝えます。
配管や換気用の穴が開いているだけでも、音が抜けやすくなります。

 

マンションの遮音の検査

はたして、マンションが完成したときに音の検査という物はあるのでしょうか?
もし義務付けらているなら、その数値を再度計測し直せばいいのです。
数値が落ちているなら手抜きを疑います。
もしそういう検査項目がないなら、残念ながら欠陥マンションとは言えません。
これは施工の限界だったり、たまたま音が響く部屋を買ってしまったとあきらめるしかありません。
音を遮断するのは、実はとても大変な事なのです。

 

新築マンションで、音に関して確認したいなら上階で人に歩いてもらったり(できれば底が堅めのサンダルなどで)、襖を閉めてもらうことで確認できます。
これは、できればリーズナブルなマンションと高級なマンションで比べてみると面白いかもしれません。
果たしてどれぐらい値段によって違いが出るのでしょうか?

続きを読む≫ 2016/09/11 21:21:11

欠陥マンションは雨漏りで分かる

マンションの欠陥は素人の人が見てもよく分からないのが見極めの難しいところ。
実際、細かいキズなども欠陥と騒ぐ人もいますが、小さいところに目が行きすぎて全体を見ていない人も多いのです。
もちろんローンを組んでお金を払い続けているマンションに少しでも納得いかないものは問い合わせをしたいのはよく分かります。

 

注目すべきは漏水

建物全体に絶対あってはいけないのは、構造物に水が入ること。
また入る状況を長期に放置することが建物の寿命を短くすると言うことです。
お部屋に雨漏れ(漏水)が起きるには、見逃せない原因が隠れています。
まず、どこから漏れているのか。
何故漏れたのかを徹底的に調査する必要があります。

 

漏水が発生すると、新築後10年以内なら売主に修繕を要求できます。
ところがこの修繕をしっかり管理するものが内のです。
売主や施工した建築会社は、とりあえず漏水が発生した部分の修繕は行います。
良くある現象では、一部の漏水を修繕すると、こんどは違う部分が漏水するという現象が大く発生することが多いのです。
とりもなおさず、これは根本的に直していないのが理由。
明らかに欠陥があり、大規模な修繕工事を行う必要性があるということを誰も調べないからです。

 

実際、漏水した部分だけを修繕するだけで完璧とは工事会社も100%思ってないことがあります。
根本的な調査をする必要があるとは分かっていても、誰がお金を掛けてあるかどうかの欠陥を調べるのかということ。
運が良ければ、その部分の漏水を直すだけでうまくいくかもしれない。
そう思っていることが多いのです。

 

欠陥マンションは雨漏り(漏水)でわかる。
これは、目を背けてはいけないチャンスなのです。
もし漏水が起きていることがわかるなら、第三者的な目でマンションの欠陥を調べてもらうことです。
この場合は、建築士などが良いでしょう。
売主側の建築士だと、どうしても客観的に見てくれません。
お金を払って、マンションの修繕などに詳しい建築士に依頼することをお勧めします。

 

これは、新築後10年以内なら売主や建築会社に修繕を要求出来ます。
早めの対応が大事です。

 

続きを読む≫ 2016/09/10 20:00:10

もし欠陥マンションを買ってしまったら

買おうと思って欠陥マンションを買う人はいません。
建築のプロだって欠陥マンションに気づかないものです。
では、万が一欠陥マンションを買ったらどうする?

 

欠陥の立証

マンションの欠陥は、法令違反を立証することで売主に対抗できます。
欠陥が目に見えている場合、これを専門家に調査してもらい欠陥を指摘するのです。
法令に基づいた工事を行っていないことを立証すれば保証期間であれば修繕の要求も容易です。

 

保証内容を確認する

マンションを買えば必ず保証がつきます。
いわゆる瑕疵担保責任と呼ばれるものです。
保証には、それぞれの保証する期間や保証内容が記載されています。
瑕疵担保責任は、法律によってマンションは概ね10年と定められています。
構造上の欠陥や雨漏りに関しては引き渡しから10年間の保証となっています。
この期間内であれば、売主や工事の請負業者に対して請求が出来るのです。
保証期間の意識を持つことです。

 

ただし、素人が欠陥などを気づくのは相当年数が経ってからです。
できれば第三者の専門家による定期的な点検を実施して、早期に欠陥を発見することが大事です。

 

実際の欠陥マンションマンションの対応
2年

宅建法により引き渡し後2年以内であれば「瑕疵は売主負担において修繕しなければならない」と定められています。
主に内装などの保証をします。
完成時での欠陥が引渡し後2年以内なら売主の負担で修繕してもらえます。

10年

品確法により、住宅の構造上の主要な部分または雨漏りの部分については、10年以内であれば売主の負担で修繕しなければならない」ので該当するすべての部分が売主負担で修繕するように要求できます。
※2000年4月1日以降に契約した物件に適用
基礎・壁や床・屋根のコンクリート・雨漏りまでが補修範囲となります。

 

10年が区切りとなります。
この10年までに欠陥があるかないかを定期的な建物検査を行うことで確認していくことが大事です。
10年を過ぎると、売主も強気になります。
裁判での要求も難しくなるのがこの期間以降です。

続きを読む≫ 2016/09/09 21:38:09

一般的な欠陥マンションのチェックポイント

だれでもできる欠陥マンションのチェックポイントというものがあります。
とりあえず素人でもチェックできる項目です。
でも、これらが当てはまるすべてのマンションが欠陥マンションではないことをご理解ください。

 

正直な話、マンションの欠陥というものは素人では発見できません。
新築マンションなら特にそうです。
実際は築数年後に出てくる現象を見て欠陥と指摘されることがほとんどです。
また部分的に欠陥と指摘されても、そのマンション全体がすべて欠陥とは限りません。
様々な書籍や情報誌でも欠陥の見抜き方が紹介されていますが、実際それが本当に欠陥なのかどうかはわからないのです。
見えない部分はこれはもうどうしようもありません。
そういったことを含めてご了承ください。

 

代表的な、欠陥マンションのチェックポイント
マンションの立地の状態

建てる前の土地に高低差があった場所に建てたマンションは欠陥である可能性がある。
これは、基本的に間違いです。
建築するマンションの立地が完全に平坦なんて今時ありません。
この理論でいくと、現在売られているマンションはすべて欠陥となります。

 

外壁にひび割れや錆汁がある

マンションの外壁にヒビがあり、そこから錆が流れているマンションは欠陥。
新築時にこれがあるのは論外なので決して買ってはいけません。
というかありえません。
中古マンションの場合、良くある現象です。
定期的なメンテナンスを怠ると外壁がこんな状態になります。
でも、メンテナンス不足というだけで欠陥ではない場合もあるのです。
どちらにしても、こんな中古マンションを買うと、外壁の塗り替え時に補修費が大幅にかかることが予想されます。
修繕積立金が値上がりする恐れがあります。

 

室内の床にカビが生えている

床材にカビが生えているマンションは欠陥マンションである可能性がある。
これも新築マンションにはあり得ないので、中古マンションのチェックポイントになります。
中古マンションで水回りの設備がない部屋で床のフローリングにカビが生えていたら、外壁からの漏水が予想されます。
とくに外壁に面したお部屋は注意が必要です。
 

マンションの連結部に段差がある

1棟のマンションでも、数個の建物をつなげているものがあります。
これを連結している部分をエキスパンジョイントと呼びます。
この部分を横断する手すりや壁などに段差があれば欠陥である。
これは、欠陥である場合があります。
でも大地震の影響もあるので、震災まえに建てられたマンションで判断するのは無理です。

 

ドアやふすまの開閉が悪い

建具の不具合があるマンションは欠陥である。
中古マンションに限ってのチェックポイントです。
使用による老朽化もあるので一概にはいえません。
 
一般的な欠陥マンションのチェックポイントですが、実際検証してみるとなんだか分からなくなりますね

 

続きを読む≫ 2016/09/08 19:30:08

欠陥住宅は外壁タイルを見る

最近のマンションの補修工事と特に読めないのが外壁タイルの補修の数量です。
マンションの初回の大規模修繕工事における外壁タイルの施工不良が顕著です。

 

外壁タイルとはコンクリートの壁にモルタル(砂とセメントを混ぜた物)で貼り付けて、タイルとタイルの間に目地(これもセメント系)入れて仕上げるものです。簡単だと思うようですが、コンクリートの状況や材料の調合、凸凹なく張る技術が必要なので専門職としてタイル屋さんがいます。

 

職人さんという人達が一人前になるにはかなりの期間の研修が必要です。
仕事がないときはお金ももらえないので若い人もあまり入ってきません。
不安定なものなのです。(出勤して一日いくらという雇用形態が多い)
高齢で廃業する人も多くなり、本当に熟練した職人さんという人達が少なくなってきているのが現状です。
さらにマンションブームなどといういきなり仕事が多くなる時期がたまにあります。
でも職人さんは急にふえません。
結果的には、効率よく作業が出来るように誰でも出来るような仕事に作業を簡略化したりすることで対応しています。
そういう状況でも、さらにどうしようもなく職人さんが足りなくなります。
なんでもいいからタイルが張れる人を呼んできます。
こういう現場で欠陥が作られます。
なんでもいいからとにかく見た目終わっていれば良い。
手順が違おうが、やるべき事をやらないで進めようが終われば良いという考えです。
そいう悪魔のささやきに負けてしまう人がいるのです。
マンションの工事現場も人がいないから工事が終わりませんなどとは言えません。
死んでも工期に合わせるのが当たり前だからです。
みなさん予定を組んでいるからです。(それぞれの会社の売り上げやマンションを買った人達などの引っ越しの予定など)

 

建築工事とは、自然を相手にしているのであらかじめ組まれた予定に合わないことも多いのです。
規模とお金で算出された当初の工事期間は最初から無理がある場合があります。
また二次的な要因で、工事が遅れることもあります。
それらがすべて建築会社の現場監督さんの肩に大きく乗っているのです。
どんなに立派な会社が作っていたとしても、マンションは監督と職人が作るのです。
人が作る物に、会社の名前など関係ありません。
だから信頼あるマンション建築は会社ではなく、その現場を見ないと分からないのです。

 

外壁タイルの欠陥はこんなことが理由で起こるのです。

続きを読む≫ 2016/09/07 19:09:07

欠陥マンションだと気づくタイミング

欠陥マンションだと気づくタイミングというと、これはもう水漏れですね。
雨漏れも同じです。

 

お部屋の天井から水が落ちてくる。
もしくは天井がぬれてくる。
少しずつ天井が黒ずんでくる。
これはもう恐怖です。
たとえば、上階のお部屋に何らかの水が入ってそれが下のお宅に流れる。
水道の出しっ放しや、お風呂の水のあふれなど。
これが理由でしたの階に水が流れることは実際はよくあることです。
欠陥でもなんでもありません。
最近は、こういったことが多いと言うことで、床下に水が浸入するとアラームが鳴るマンションもあるようです。

 

単純に、上に誰も住んでいなくて屋上だったりする場合に天井に水が流れる。
これはほとんど漏水です。
雨漏れです。
当然直してもらいます。

 

でも冷静に考えてみると、そこだけ直せば解決するのか疑問です。
今後、同じように他のお部屋でも雨漏れが予想される状況な場合、それを欠陥と言います。
建て主は、これを極端にいやがります。
引き渡したマンションの根本的な欠陥。
これを認めたくはないのです。
時間もお金もかかります。
それは住んでいる人も同じ。
こういった建物を作った人が悪いのです。

 

ただしこういった欠陥は、新築時にはあまり発見されることがありません。
新築時にも、当然様々な検査を実施しています。
手抜きがあれば当然補修します。
ダメなところは、検査に受かるまでひたすら直します。

 

欠陥とは、その場で分からなかったものがほとんどです。
建て終わってある程度の時間が経ってから表面に出始めます。
なので買った人が欠陥を知るのは実は不可能に近いのです。

続きを読む≫ 2016/09/05 21:16:05

はずれ住宅を買わないためにできること

欠陥住宅ははずれ住宅。
はずれかどうかは、買う前に確認すべきものです。
買ってから騒いでも時間がかかったり、結局だめだったりと、取り返しの出来ないことになります。

 

マンション管理士などの建築系資格者に相談

マンションを買うならマンション管理士に相談するという手があります。
マンション管理士とはマンション管理のプロがもっている資格。
そのマンションに欠陥がないかどうかチェックしてくれます。
新築マンションなら売り主が保証期間なであれば対応してくれます。
中古マンションを買うならこういった方にいちど見てもらうことがおすすめです。

 

そのほかにも、建築士はもちろん施工管理技士という資格を持っているいる知り合いなどに見てもらうというてもあります。
実際に本格的な調査としては建築士事務所などに頼むのが一般的です。
ところが個人的な要求を持たすことができるかどうかはその事務所次第です。
また、調査や報告書を含めた調査費を、買うかどうか分からない建物に払えるのかというと現実的ではありません。
建物調査は、マンションなどでは定期的に行われているのが普通です。
ところがこれはマンションの管理組合が実施しているのです。
まだ住民になっていない人に見せてくれるかどうかは交渉次第です。

 

瑕疵保険に入る

中古住宅の瑕疵保険に入る、または瑕疵保険に入っている住宅を買うという選択があります。
これは中古住宅などを、検査し欠陥がないことを証明するとともに万が一なにかがおきたときは保険で保証するという物件です。
当然のことながら、検査済みの中古住宅なので安心です。

 

いま流通している中古住宅すべてが対象ではないところが残念です。
また、正直な話、この保険がついている物件は当然のことながら相場より高価です。

 

欠陥住宅を自分で見極める

実はこれが結構曖昧です。
本来であれば、戸建て住宅やマンションなど、住宅を買う人のためのチェック表などがあれば良いのです。
ところがどういうわけか、これらのチェック表が一般の人に渡ることはありません。
実際には、業者などが独自の基準をもってチェックしているのが現状です。
だれでもそのチェック表があれば、欠陥があるかどうか分かりそうな物です。
ところが建物の工法や構造が、様々だったり複合だったり、いろんな要素が盛り込まれている場合もあるので、
一概に明確な共通チェック表を作っても、結果はとても曖昧です。
やはりその建物毎に独自のルールをもったチェック表が必要になってくるのです。
でも、素人がその住宅を買うかどうかを判断するための、簡易的なチェック表ぐらいはあれば便利だなあと思います。

 

 

続きを読む≫ 2016/09/04 20:54:04

戸建て住宅を買うときは気を付ける
住宅を買うときに、建売住宅はとても買い安い物件です。
なぜなら、もう建っているから。
建物があって、住所も決まっているから、実感が持ちやすいのです。

 

建物を中心に、自分の生活の状況が想像しやすい。
窓を開ければこんな景色が見える。
庭は狭いけど、花を植えたらこんな感じになるかな?
駅からだいたい○○分歩けば家に着くな。
帰りはあの店に寄れるな。
実際の自分の生活が、建物があるためにとても想像しやすいのです。

 

金額も分かります。
営業マンに言えば、だいたいの返済額も教えてくれる。
自己資金もいくらぐらいあればいいか具体的に話が出来る。
白い壁、広いキッチン。
リビングも広そうだし、くつろげそう。
なんだか、昨日も誰か見に来てもしかしたら今日申し込みが入って売れてしまうかもと言っている。(これ不動産屋の殺し文句です)
じゃあ、今日、今決めないと誰かに取られてしまう。
なら決めちゃおうか。
とりあえず申し込み書にサインしちゃおうか。

 

この瞬間は、もう何も考えていませんね。
実際に問題があるかどうかなんて目に入りません。
冷静に考えられる頃にはもう契約が終わっている。
いまさら断るには違約金が発生する。
もう冷静になっても遅いかもしれません。

 

一生の買い物です。
人に買われたらしょうがないと思いましょう。
本当に買って大丈夫な建物か、客観的にだれか判断して欲しいものですね。
なんだか家を買うのって、ギャンブルのように感じる瞬間です。

続きを読む≫ 2016/09/02 20:36:02

買っていいマンションってどんなマンション

新築マンション。
人気のマンションは、建ててるときに完売するそうです。
大手のゼネコン、大手のマンションディベロッパー。
華々しい広告。
最新の設備。
これはもう買いでしょう。
そう思ったあなたは間違いです。

大手ゼネコンでも、手を抜きます。
間に合わないときは間に合うようにやっちゃいます。

 

建物を作っているゼネコンでは、人の財産と命を守るものを作っているのです。
本来なら手を抜くことはありえません。
でも、工事を管理する人すべてが完璧ではありません。
中にはダメな人もいます。
そういう人が作った建物に欠陥があります。
作っているのは人です。
ダメなやつが作った建物はやっぱりダメな物になりやすいようです。

 

欠陥マンションを直している工事業者の人が言うには
「どこが建てたかじゃなく、誰が建てかで欠陥が発生するのがわかる」
なので、その人が建てた建物はシリーズで欠陥なんてこともあるそうです。
会社で問題になって退社しても、次の会社でまた建物を作ります。
これは買う人にはわかりません。

 

だから、有名なところが作っているから大丈夫と思うのは間違いなのです。
売る方だって、わざわざ欠陥があるなんて口が裂けてもいいません。
なんとか分からないようにして売ってしまおうと思っています。

 

最後は結局、自己防衛しかないのです。

続きを読む≫ 2016/08/31 19:03:31

欠陥マンションを買うと損します

欠陥マンションに住んで、その欠陥がわかれば建てたゼネコンに直させます。
これは、たとえば雨漏れなどのわかりやすい欠陥なら即対応してくれますが、そうではない場合大変です。
たとえば、外壁のタイルがなぜか落ちてくるということも今は結構あるのです。
外壁のタイルが落ちてくる。
ではその原因はなにか?
すべての外壁を検査することはできません。
ある程度の仮説をたてながらできる範囲で調査させます。
とりあえず
目に見える危ないところだけ直します。
そうこう言っているうちに、マンションの大規模修繕工事の時期を迎えます。
工事中に、なんだかわからないうちに直されます。
工期が予定以上に伸ばされたりします。
ずっとうるさい工事が続きます。
なにが悪いかわからないうちに工事は終わります。
無料で直してやったと恩着せがましく言われます。

 

何が損するかというと、まずは資産価値

かなり大がかりな欠陥があり補修を行ったと言うことは、欠陥マンションであるとレッテルを貼られます。
当然資産価値がさがります。
今住んでいる部屋を売るときに気づきます。
買ったときに見越していた価値にならない場合があります。

 

欠陥マンションって気づくのは結構住んでかなり時間が経過してからです。
はてこれは欠陥マンション?
そう思ったときは実はもう手遅れです。
欠陥だから買い取ってくれ!
これは通用しません。
こちらが欠陥マンションであると証明しなければなりません。
証明するために、外部の人を雇います。
もちろんお金がかかります。
そして裁判。
これも時間とお金がかかります。
裁判で勝つか負けるかは、やってみないとわかりません。
結果的に良いことがなにも無いのです。

 

なので、マンションや戸建てを買うときにはしっかりチェックして欠陥のない住宅を選ぶ必要があるのです。

続きを読む≫ 2016/08/30 19:09:30

欠陥住宅を買うことの弊害

欠陥住宅を買うことでいったいどんなことがおきるのか?

 

欠陥住宅とは

重要な性能を失っている建物のことを言います。
具体的には、
 ・雨漏り
 ・床の傾き
 ・基礎の部分的な沈下
 ・著しい結露(断熱や気密材の施工不良が原因の)
 ・壁、柱の傾き
 ・24時間換気量の不足
 ・筋かいの不足、接合金物の取り付け不良
 ・耐震用の適切な施工の施工不良
 ・土台などに防腐防蟻措置の施工不良
 ・基礎の埋設鉄筋のコンクリートのかぶり厚さの不足
 ・基礎の根入れ深さの不足
 ・適用部材の未使用 など

 

これらの欠陥部分は、即座に露呈するものや、時間をかけて不具合が発生する物、大地震が起きなければ露呈しないものなどがあります。

 

欠陥を直す

欠陥は直せます。
でも住んでいる人の申告が無ければ直してくれません。
でも不要な工事の影響を受けます。
やらなくても良かった工事でストレスを受けたり、ほかの部分の欠陥も心配になります。

 

また、大地震が起きなければ発見できない欠陥は直しようがありません。
建て終わった建物をそのまま見ても欠陥は発見できないことが多いのです。
見た目で何も問題が無いと欠陥を認識できません。
住宅はこれが怖いのです。
高額な買い物なのに、人に任せっきりなのが住宅産業なのです。

 

欠陥が発見された場合におきること

まず、欠陥を発見したら、建てた住宅メーカーや工務店に確認させます。
個人が欠陥と思っていることと、工務店などが欠陥と認識する部分とは違うことがあります。
たいていの場合、プロに口で負けてしまったり何となく言いくるめられて最低限の工事にさせられます。
だいたいもめるのが、工事の欠陥なのか,その後の使用で欠陥のように見えるのかというところです。
それを判断するまでに結構時間がかかることがあります。
大抵の人は、「何でもいいからとりあえず直してくれ」と妥協してしまいます。
そして工事。
工事を無償でやってくれたとしても、住んでいる人のストレスなどにはお金を払ってくれません。
あくまで協力という形になります。
明らかに欠陥工事で住むことが困難にならない限り、ホテルや賃貸アパートを借りてくれることはありません。
補修の工事で手を抜かれないように逆に住人が遠慮したりします。
住んでいる人に、何もいいことがおきない、それが欠陥住宅です。
決してあり得ないのが、建替えです。
大規模マンションが欠陥がもとで建替えを行うというニュースが流れましたが、これは本当に稀なケースなのです。

 

建てているときから、ちゃんと工事をやっているか、自分の目でも確認することが大事です。

続きを読む≫ 2016/08/29 21:18:29

マンションを買うことに抵抗がある

戸建てにすんでいる人は、マンションに住むことを想定していない。
もちろんただ戸建てが好きな人もいますが、やはりマンションと比べると戸建てを選んでしまう理由があるそうです。

 

マンションを買わない理由

ローンとは別に毎月払わなければならない物がある。
たとえば、管理費。
さらに修繕積み立て費。
駐輪場費や駐車場費。
これを払うことに納得できない人は戸建てを買います。

 

小さくても戸建て。

そう思っている人も多いのです。
一国一城の主です。
マンションはいくら大きなマンションでも、所詮長屋だと感じる人は戸建て組です。

 

買い換え

買ったマンションを途中で売るのは結構大変だと思う人は戸建て組。
実際大きく資産価値が下がりやすいのもマンションの特徴です。
戸建てなら、かなりの確率で売れます。
マンションは中古では売りにくいというイメージがあります。

 

自分のものでも自分の好きなようにしにくい
マンションは部屋の外は基本的にすんでいるみんなの物です。
みんなのもであるが故に、個人的に手を加えることができません。
自分の物なのに、何かをする場合、すんでいる人の同意が必要です。
これが戸建て組には理解できないのです。

 

自分のお金で買った物は、自分の好きなように扱いたい。
そんな人が戸建てを買うようです。

続きを読む≫ 2016/08/27 20:02:27

戸建てとマンション、どちらを買う?

戸建てとマンションではどちらを買うべきか?
これって永遠のテーマのような気がします。

 

マンションがいいのか戸建てがいいのか?
それは買う人のスタイルや考え方によりちがうので人それぞれです。
家を買う目的も人それぞれ。
買ったをどうするか方向性も人それぞれ。
お金をなるべくかけたくない。
お金は多少かかっても快適さを求める。
数年で住み替えるつもりなので、売りやすい物を買う。

 

自分の考え方でどういう方向性に向いているか考えて買いましょう。
また、考える前に、自分はとにかくマンションには住みたくない。
戸建てなんて死んでもいやだ。
そういう人もいるのです。

 

良いか悪いかはあくまで、他人が判断する物です。
買った人はそんなことは思っていないでしょう。

 

マンションの特徴

おおむね便利な場所にあるため生活がしやすい。
管理会社が建物を管理してくれるので安心。
管理人さんなどが、生活の助けをしてくれるので便利。
管理費がかかる。
部屋の外は自分の物ではないため制約がある。
ローン以外に定期的にお金がかかる。

 

戸建ての特徴

自分だけのものなので自由に手を加えられる。
町内会などに参加しなければならない。
ゴミ出しや地域と関わりを持たなければいけない場合がある。
基本ローン以外にお金はかからない。

 

マンションが好きな人、戸建てが好きな人、それぞれのメリット・デメリットは当然理解していると思います。
どちらを買うか迷っているなら、実際に染んでいる人にそのメリットやデメリットを聞いてみましょう。
意外と自分の思いと同じ感想を持つ人に出会う事でしょう。
それからっきめてみるという考え方もあります。

続きを読む≫ 2016/08/27 14:47:27

欠陥住宅の定義
法令の要求を満たしていない住宅。
正しく施工されていない住宅を言います。
安全性や快適性や使用性などの観点から見て、通常の居住に支障を来たす住宅のことを指します。

 

構造的に問題がある建物。
防耐火性能が規定より劣る建物。
健康に悪い影響を与える建物。
これらを欠陥住宅といいます。

 

こんな住宅を買うことは不幸です。
不幸な住宅のために長期間にわたってローンを払い続けなければいけないのは拷問です。

 

世の中には、欠陥住宅に住んでいることに気づかない人も多いのです。
欠陥は時として、死ぬまで気づかないこともあります。
知らない方が幸せなこともあります。
でもできることなら、欠陥のない住宅で安心して生活したいものです。

続きを読む≫ 2016/08/26 20:07:26